各作品の紹介
「哭きの竜 外伝」能條純一

story

かつて“哭きの竜”と呼ばれた伝説の麻雀打ちがいた。
時は関東最大の組織、桜道会の内部抗争時代。

竜に惚れた極道たちは血で血を洗う抗争でひとり、またひとりと幽冥境を異にしていった。
決着は三上信也の二代目襲名で終わった。彼もまた竜に強烈に恋い焦がれた極道のひとりだった。
襲名式が行われているまさにその時、竜はチンピラの凶弾に倒れる。

……それから10年。絶命したと思われていた竜が新宿歌舞伎町に現れた。
極道会はにわかにざわめく。誰もが竜を手に入れたい…と思う一方、関西の最大組織共武会は全国制覇に向け胎動し始めた。
陣頭指揮を執るのは二代目会長堤薫。関東では三上亡き後、二代目甲斐組三代目組長音無光一を中心に動き出した。
しかし関西は一枚岩ではなかった。
堤の強硬路線を好ましく思わない一派が暗躍しはじめる。
音無と桜道会本部長宇佐見和男、関西共武会舎弟弟頭猪俣源治による堤暗殺の計画が進行していた。

それが竜を交えた堤、音無、佐竹のロシアンルーレット麻雀だった。

が、、竜の勝利によってこの策略は一時保留の形になる。
しかし堤に対する反発は弱まることはない。

引退を強く迫る直参幹部会。
堤は孤立し…狂犬はさらに凶暴になる。

登場人物

【竜】
【竜】

伝説の雀士・哭きの竜。

本能のままに麻雀を打つ男

【三上信也】
【三上信也】

桜道会二代目会長。

竜の強運を得られぬまま他界する。

【堤薫】
【堤薫】

関西狂武会二代目会長。
命を狙われ音無と「縁組」を果たす。

【宇佐見和男】
【宇佐見和男】

桜道会本部長。

三上亡き桜道会を支えている人物。

【音無光一】
【音無光一】

三代目甲斐組 組長。

本家に背を向け堤との「縁組み」を果たす。

【天現寺 守】
【天現寺 守】

三代目甲斐組若頭。

音無の右腕として働く。

【岡村尚志】
【岡村尚志】

関西狂武会若頭。

堤のために命をかける側近。

【白根虎之助】
【白根獅子丸】

大同団結を目論み東西対決に新たな闇をおとす謎の男。

【白根獅子丸】
【白根虎之助】

通称「白虎」。

白根獅子丸の息子で竜との闘いを渇望する男。